突然両親が認知症になったときの対処法【有料老人ホーム長が語る3つのやるべきこと】
こんにちはにゃんこ先生です。
私は2000年に介護業界に入り、在宅介護の立ち上げを行い、介護資格の講座の立ち上げ
大手有料老人ホームのホーム長を20年間行っております。現場の視点で皆様に情報提供できればと思います。
認知症の予防法など5分ほどで読める記事ですので、しばしお付き合いください。
認知症の両親を持つことで起きる問題
認知症の両親を持つことで起きる問題は多層的であり、様々な形で家族に影響を与えます。以下は一部の問題です:
- 介護の負担:認知症の両親を介護するためには時間とエネルギーが必要であり、子孫には大きな負担とストレスがかかります。
- 経済的負担:認知症の両親の照護には費用がかかります。また、彼らが仕事を退職した場合には経済的な影響が出ます。
- 家族関係の悪化:認知症の両親の照護には時間とエネルギーが必要であり、これにより家族関係に緊張が生じる場合があります。
- 健康上の問題:認知症の両親の照護はストレスや過剰な負担になる場合があり、健康上の問題を引き起こす可能性があります。
- 全体的なストレスの増加:認知症の両親の照護は家族全体にストレスを引き起こす可能性があります。
これらの問題に対処するためには、認知症の両親を照護する家族が自分自身の健康を維持し、サポートを求めることが重要です。
そして、介護について情報を早くから収集しておくことが一番大事です。
突然、ご両親が倒れ、明日から対応しなければいけい、そんな時、皆さんの今までの生活が一変してしまいます。
今の仕事はどうなるのか?娘息子たちの塾や学校はどうなるのか?資金は大丈夫か?老人ホームは近くにあるけどよくわからない
など、突然その時はやってきます。今から、ご自身の将来のためにも情報を集めていきましょう。
認知症のご両親を持った時の対処方法5つです
- 医師の診断と治療に従う。まずは、医師の診断と治療に従いましょう。認知症には様々な原因があるため、適切な治療を受けることが重要です。
- 家族や介護者の支援を受ける。認知症の両親を介護するのは大変な仕事です。家族や介護者からの支援を受け、共同で両親を支えましょう。
- コミュニケーションを大切にする。認知症になると、コミュニケーションが難しくなることがあります。しかし、話しかけることや手をつなぐことなど、コミュニケーションをとることはとても大切です。
- 安全な生活環境を整える。認知症の方は、物忘れや判断力の低下などが起こるため、危険な状況に陥ることがあります。家の中にある障害物を取り除いたり、誤飲や火災などを防ぐための対策を取ることが必要です。
自分自身の時間を確保する。介護をしていると、ついつい自分自身の時間を犠牲にしてしまいがちですが、長期的に見て、自分自身の時間を確保することが重要です。例えば、家族や友人に手伝ってもらったり、定期的に外出するなどの対策を考えましょう。
またご自身が認知症を予防するために今から気を付けていくことです。
認知症を予防するには、今日からできることは以下の通りです:
- 健康的な生活スタイル: 適度な運動、健康的な食生活、禁酒、適量の睡眠などが重要です。
- 脳トレーニング: 認知症のリスクを減らすために、脳を使うことを意識的にすることが重要です。記憶力のトレーニングやパズルなどを行うことが効果的です。
- 社会的な参加: 社会的な参加やボランティア活動、新しいスキルを学ぶことなどが認知症のリスクを減らす効果があります。
- ストレス管理: ストレスは認知症のリスク因子の一つです。ストレスを管理するために、リラックスの方法を探し、適切な方法で対処することが重要です。
- 健康的な脳保護: 脳を守るために、危険な薬物やアルコールの摂取を避けることが重要です。また、ヘッドインジュージョンやけがを防ぐために適切な保護装置を使用することも大切です。
今からできることをすべて行っていくことは難しいことです。でもちょっと空いた時間にクロスワードパズルをするとか
少し緑の中を散歩してみるとか。少しでもできることを行っていき、小さな習慣を創っていきましょう~